こんにちはよしきです!
本日は、「文章術のベストセラー100冊を1冊にまとめてみた」という文章術の本を要約していこうと思います。
こちらの書籍を簡単に内容をご説明すると、小川真理子さんという方が書かれた本であり、過去に出版された文章術系のベストセラーとなった本から100冊のポイントを抽出し、抽出されたポイントをたった1冊にまとめたという本です。
更に書籍では、「文章の書き方」が全部で40位まで紹介されていますが、文章術のランキング1位~7位だけを当記事でまとめました
- 上手い人の文章って何がちがうの?
- 文章力をあげて、人に伝わる文章を書けるようになりたい
このようにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください!
文章の上手いプロが日ごろから実践している伝わる文章が何なのか?を1冊に集めた本から綺麗で伝わる文章を書くために何を意識すべきかが分かるようになります。最後までご覧いただくことで、ブログやコラムなどで活かすことができ、魅力的な文章へと変わります。
「文章術のベストセラー100冊を1冊にまとめてみた」を実際に呼んでみた中で特に個人的にオススメだと感じたポイントは、書籍で紹介されているランキング内の1位~7位です。
この1位~7位の内容をブログ内で解説していきますので、早速行きましょう!
第7位:接続詞を正しく使う
接続詞は正しく使いましょう。
接続詞とは、文と文を繋ぐ(接続する)言葉です。接続詞を正しく使うことで、文と文の前後の意味や目的を正しく使うことができるので、伝わる文章になります。
例えると、接続詞の役割はいわば車のウインカーです。適切なタイミングでウインカーを出させてあげることで文章の行く先、方向性を正しく示すことができます。
接続詞の種類は主に2種類あります。
順接 A「だから」Bのように、Aで示したものをBと「だから」という接続詞でつなぎ、意味や目的をつなぎ合わせることを順接と言います。
逆接 Aは真面目である。「しかし」Bは。。のように、しかしの接続詞がでる前の文で話したこととは、逆の意味を示すことを逆接と言います。
このように接続詞をつけることで、読み手は次に来る文章をまるでウインカーの様に先読みすることができます。
「しかし」や「だけど」等の文章であれば、逆接の表現になるため「逆の表現がくるだろう」と前の文章から次の展開が予想しやすくなり、読み手にとっては理解しやすい文章になります。
接続詞を使う際の注意点
ただこの接続詞ですが、使わなすぎはもちろん使いすぎも良くありません。
なぜなら、スッキリした文章にならず、文章のリズムを遮ってしまうためです。接続詞を使わずとも、伝わりやすい文章を書けるようになることが文章力上達のコツです。
例えば、「私はブロガーであり、また、YouTuberでもある。」と書くよりかは
「私はブロガーでもあり、YouTuberでもある。」と書いた方が同じ意味合いであり、文章がスッキリしますよね。
「また」という表現以外にも、「だから」「それで」など、順接の文章はなくてもいい場合があります。
しかし、「逆接」は少し違います。
「しかし」(早速いま使ったので分かりやすいと思います笑)「だけど」「でも」のように前の文章で唱える意味と逆の意味が続くときに使われるのは逆接でしたね。
逆接の接続詞は必ず必要です。
なぜなら、接続詞を入れずに前の文章とは反対の意味合いを入れてしまうと、非常に意味の理解が難しい表現になり、文と文の関係性が分からなくなってしまうからです。
例えば、「私は10時間勉強した。大学受験に落ちた」という表現と
「私は10時間勉強した。それなのに、大学受験に落ちた」では、接続詞を入れた方が前後の関係がはっきりしているので非常に分かりやすいと思います。
「私は10時間勉強した。大学受験に落ちた」だけだと、前後の文章が陽と陰に分かれているようで関係性がありません。
「私は10時間勉強した。(陽)」+「大学受験に落ちた(陰)」
このように関係性がない2つの文章を繋げていく場合は、逆接を使った接続詞を使うことで文章の前の意味から予想外の文章が続くという予想を与えることができるため、分かりやすい文章になります。
しかし、だけど、けれども、ところが、なのに、とはいえ、それでも、それなのに、にもかかわらず、とは言っても。。
順接の接続詞は削れるところは削っていき、逆接の接続詞は必ず入れましょう!
第6位:比喩・たとえ話を使う
分かりやすい文章には「比喩はたとえ話」を上手く使うのも重要です。
比喩とは、「他のものに例えて表現する」ということです。
比喩を使うことで読み手の感情に残る印象付けた文章を書くことができます。また、分かりにくい文章も分かりやすい表現にすることができます。
例えば、「明るい女性」という表現よりも「太陽の様に明るい女性」という比喩をつかった表現の方が、文章に対する情景やイメージがつきやすくなり、魅力的な文章になります。
比喩には3つの表現があります。
直喩:○○のような、○○みたいな。と説明付きで例える
(例:まるで鬼の様に怖い顔をしている)
隠喩:○○のような、○○みたいな。を使わずに例える
(例:彼はガラスの心を持っている。)
擬人化:生き物など、人間ではない物を人間のような表現に例えること
(例:公園の花が笑っているように明るくきれいに咲いている。)
強い比喩表現を使うときは、隠喩を使う!
この中でも文章で強い印象を与えたいときなどは、隠喩を積極的に使いましょう。
隠喩は直喩と違って、「○○のような」を使わずに、断定するような表現をするために、より強い印象を読み手に与えることができます。
強い表現を入れることのメリットは、印象に残りやすい文章やフレーズにすることで、インパクトのある表現に変わるため、より伝わりやすく、難しい表現も理解がされやすい文章になります。
隠喩の具体例
- 直喩;子供は天使のような笑顔を見せた
- 隠喩:子供は天使の笑顔を見せた
- 直喩;部活の先輩はチーターの様に速く走る
- 隠喩:部活の先輩の足の速さはチーターだ。
このように、直喩よりも、隠喩の表現の方がより強い意味合いで表現することができます。よって読み手の印象に残りやすいです。
第5位:分かりやすい言葉を選ぶ
文章では大前提として、分かりやすい言葉を選びましょう。
では、分かりやすい言葉とは何なのか?
分かりやすい言葉とは、「日常的に使われるような中学生でも分かるような文章」と定義をつけると分かりやすいと思います。
要は、専門用語はなるべく使わずに、広い範囲の人が理解できる、日常会話で使われるような表現になることを意識しましょう。
難しい言葉を簡単な言葉に置き換える
例えばブログや本を書く等、不特定多数の方に届けるものは誰が見ても分かる文章にするために、難しい表現は簡単な言葉に置き変える必要があります。
例えばブログで例えます。ブログの専門用語は
ペルソナ、検索キーワード、Wordpress、ドメイン、SEO、アフィリエイト広告、、などなどです。
ペルソナや検索キーワードなどは、日常的な会話でなかなか使われないですよね。。これらの単語を抜粋して、日常会話で使われるような言葉にしてみましょう
ペルソナ➡自分がこの方に一番伝えたい!という想定した読者のことです。
検索キーワード➡ネットで検索する方が、検索画面に入れる単語のことです。
このようになるべく専門用語を使わずに「中学生までで習う単語を並べた文章に置き換えた表現」することにしましょう!
できるだけ専門用語を使わない方が良いのですが、どうしても専門用語を使う表現が必要な時は必ず文章の後に解説を入れるようにしましょう!
特に、ブログやLINE配信などの文章は読者が「分からない」「これは自分の知らない表現だ!」と分かった瞬間に簡単に離脱されます。
文章は、まるで自分一人に向けて書かれている文章だと読者に気付かせてあげることで印象に残りやすい文章になるのです。
第4位:文章は推敲する
文章は推敲しましょう。
推敲とは、完成した文章をよりよい文章にするために、練り直すことです。
要は、後から文章に修正を加えるということです。
推敲の目的としては以下の4つになります。
- 誤字、脱字がないかを確認
- 間違った情報でないかの確認
- 分かりやすい表現や言い回しになっているかどうかの確認
- 文字を付け加えたり削れるところはないかの確認
これらを推敲するコツとしては、実際に完成した文章を声に出して読み上げることです。
声に出して読むことで、当然誤字や脱字があれば気づきやすいですし、声に出すことで違和感のある表現や言い回しにすぐに気づくことができます。
音読をすることで、どこか言葉のリズムが悪ければリズムが悪いポイント部分だけを修正できますし、目視での確認よりも声に出した方が「文章の問題点」というのは見つけやすいです
推敲は時間を空けてから行う
推敲のポイントは、時間をおいてから実施することです。
何故なら、文章を書きあげたばかりの状態では、書いた時の気持ちが残っており、自分の文章を客観的に見ることができない状態のため、思わぬ見落としがあるからです。
本書ではこのように書かれていました。
「数日寝かせて自分の書いた原稿と距離が出てくると、自分の原稿ではなく、他の方の原稿として読めるようになり、冷静に判断ができるようになります。」
実際に私がブログでリライト(推敲)するときは、必ず1週間くらいは寝かせてから行います。そうすると「こんなこと書いたっけ?笑」など、まるで他人が書いているような目線で見れるのです。
改めてすべてを新鮮な気持ちで見れるので読み飛ばしも減りますし、より一文一文を意識的に見ることができます。
推敲するときは、できれば1週間程度、最低でも1晩は寝かせてから行いましょう!
第3位:文章は見た目が大事
清潔感のある見た目や服装で人の印象が決まるように、文章の見た目というのも非常に重要です。
文字の大きさ、1行の文字数、配列、余白、改行。。などの文章の見た目はその文章の顔を決めるために非常に重要です。
特にブログや長文のメールなど、長い文章を書くときは見た目の文章が美しくなければ長い文章を読もうとは思いませんし、なおさら重要と言えます。
文章が読みやすくなるポイントは、ずばり余白です。
余白(文字や画像がない白い箇所)を上手く使うことで読み手に優しい綺麗な文章になります。
余白のない文章は詰め込みすぎていて、読みにくいですし、同じところを何度も読んでしまうなんてこともあります。
行間(行の感覚)を開け、余白のための「行」を作ってあげることを意識しましょう!
- 行間:文字サイズの1文字分
- 空白行:内容の区切り(段落)で1行
具体例を先ほどのブログ記事の言葉をそのまま引用して下記に示します。
文字の大きさ、1行の文字数、配列、余白、改行。。などの文章の見た目はその文章の顔を決めるために非常に重要です。特にブログや長文のメールなど、長い文章を書くときは見た目の文章が美しくなければ長い文章を読もうとは思いませんし、なおさら重要と言えます。文章が読みやすくなるポイントは、ずばり余白です。余白(文字や画像がない白い箇所)を上手く使うことで読み手に優しい綺麗な文章になります。
文字の大きさ、1行の文字数、配列、余白、改行、、などの文章の見た目はその文章の顔を決めるために非常に重要です。
特にブログや長文のメールなど、長い文章を書くときは見た目の文章が美しくなければ長い文章を読もうとは思いませんし、なおさら重要と言えます。
文章が読みやすくなるポイントは、ずばり余白です。
余白(文字や画像がない白い箇所)を上手く使うことで読み手に優しい綺麗な文章になります。
悪い例では、文字がぎっしりと詰まっており読み手に圧迫感を感じさせやすいですが、一方の良い例では段落ごとに行間を開けているため、ぱっと見の分かりやすさが雲泥の差に感じると思います。
ひらがなと漢字はバランス重視
余白に加えて、ひらがなと漢字のバランスを加えることで、さらに見た目の印象を変えることができます。
結論は漢字の割合を少なくした方が、やさしく、やわらかい印象を持たせてあげることができます。
漢字とひらがなの印象はだいたい「漢字が3割、ひらがなが7割」がひとつの目安です。
「いや、漢字3割って少なくない?どうすればいいの?」と思われたと思います。
ただ実際に言葉を見てみると、わざわざ漢字にする必要がない言葉も漢字で使われていたり、ひらがなにしたほうが分かりやすい表現があります。
以下に具体例をいくつかのせておきます!
- 事➡こと
- 所➡ところ
- 位➡くらい
- 下さい➡ください
- 有難う➡ありがとう
- 出来る➡できる
- 可愛い➡かわいい
- 等➡など
- 様に➡ように
- 更に➡さらに
- 時に➡ときに
このように、漢字を使うときはまず「ひらがなで表現した方がわかりやすいか?」を念頭に置いておくことが重要です。ひらがなと漢字のバランスは意識するだけでまったく違った文章に変わります!
第2位:伝わる文章には型がある
伝わる文章には、あるひとつの形式があります。
その形式とは「PREP法」というものです。
PREP法とは、「結論➡理由➡具体例➡結論」の順で形成される表現のこと。結論を述べたあと、結論に至った理由と具体例を述べる。ビジネスでは良く使われる形式。
よく仕事場の上司や先輩から「結論から話せ」と言われることはありませんか?この「結論からものを言う」ということは、そのまんま文章でも活かすことができます。
それにより、誰が見ても分かりやすい綺麗な文章を書くことができます。
以下に具体例を示します。
朝の時間は普段の時間よりも頭がさえていて、勉強の効率が上がりますよね。
例えば、一夜漬けで勉強しても朝まったく頭に入らなかった。。なんてことないですか?
勉強をする時間は、朝の時間がおすすめです。
このような例からも、勉強の時間は夜ではなく、早起きしてやるようにしましょう。
結論:勉強をする時間は、朝の時間がおすすめです。
理由:なぜなら、朝の時間は普段の時間よりも頭がさえていて、勉強の効率が上がるからです。
具体例:例えば、一夜漬けで勉強しても朝まったく頭に入らなかった。。なんてことないですか?
結論:このような例からも、勉強の時間は夜ではなく、早起きしてやるようにしましょう。
悪い例と良い例を比較するとわかりやすいと思います。悪い例は最後まで「勉強をする時間は、朝の時間がおすすめ」ということが分からないまま文章を進めていくので、何が何だか分からないまま文章が進んでいきます。
一方、良い例のように、さきに結論を言ってしまえば、読み手はこの結論を頭に入れたまま文章を理解することができるので、非常に分かりやすい「読み手ファースト」な文章を作ることができます。
場面にしたがって簡潔な文章を書きたいときは、「結論➡説明」でも短く簡潔な文章を書くことができます!
PREP法を用いなくとも、とにかく文章の最初は「結論から!」を意識しましょう!文章だけでなく実際のコミュニケーションや仕事の現場でも評価されるようになります!
また、以前にPREP法について詳しく書いた記事がありますので、ぜひ合わせて以下の記事も参考にしてください!
第1位:文章はシンプルに!
いよいよ1位です。数ある文章術のベストセラー本の中で一番に書かれていたことは、「文章をシンプルにしましょう」ということです。
シンプルな文章とは、「なくても意味が通じる言葉を削る」つまりムダな文章はなるべく少なくしていき、簡潔な文章を意識するということです。
投資家でビジネス書作家のムーギー・キムさんがこのように指摘されています。
「小さなスマホ画面から文章を読むことが増え、情報がますます簡略化される2020年代、少しでも長いと思われたら、その文章はまず読まれない。」
文章のプロの多くが、シンプルに書くことをすすめているのは、主に2つの理由からです。
- 内容が伝わりやすい
- リズムが良くなる
リズムが悪い文章とは、文体の乱れが起きたり、文章の流れが悪くなりがちです。一方で、リズムがいい文章というのは、余計な(なくてもいい)表現がないのですらすらとリズムのいいテンポ感で読めるようになります。
無駄のない内容の文章は読み手の負担を減らし、内容の理解をうながします。
書き手の「短い文で正しく伝える」という意識が強まり、「もっとも適した言葉」を選ぶようになります。したがって文章にリズムが生まれ、読んでいて気持ちのいい文章ができるのです。
具体例をいかに示します。
新型コロナウイルスというのは、人に感染する7番目のコロナウイルスです。世界中のいたるところすべてで、とても大きな被害が発生する状況が続いているのです。
新型コロナウイルスは、人に感染する7番目のコロナウイルスです。世界中で大きな被害がでています。
比較すると分かりやすいと思います。
いわゆる書かなくても伝わるような文章を削り、最低限の文字数で表現した文章が「良い例」になります。
悪い例と比べると、「というのは」「いたるところすべてで」「とても大きな被害が発生する状況が続いている」の3つです。
このようにまわりくどい文章はなるべく短くしましょう!
- まず最初に➡最初に
- 思いがけないハプニング➡ハプニング
- 馬から落馬する➡落馬する
- はっきり断言する➡断言する
- 余分な贅肉➡贅肉
ワンセンテンス・ワンメッセージ
文字数は少ない方が読まれやすいという大切さを説いていきましたが、では短くとは具体的に何文字あたりが望ましいでしょうか?
結論から言うと1文の長さは60文字以内が望ましいです。1文が短くなれば文章もおのずとシンプルになります。
「え、いちいち文章書くときに60文字数えなくちゃいけないの?」このように思われたと思いますが、その必要はありません。
ワンテンス・ワンメッセージを心がけると、文は自然と短くなります。
ワンテンス・ワンメッセージとは、「1文・1メッセージ」ということ。ひとつの文に入れる内容をひとつに絞ることで「一読で理解できる文章」になります。
1文の中に複数の情報が盛り込まれていると、1文が短くても分かりにくくなります。
読み手を混乱させないためにも、ワンテンス・ワンメッセージは意識しましょう。
読み手に心地よく読みすすめてもらうには、冗長(長くて無駄が多い)をいかになくすかの工夫が必要です!
最後に
それでは、最後にまとめです。
- 接続詞を正しく使う
- 比喩・たとえ話をたくさん使う
- 分かりやすい言葉を使う
- 文章は推敲する
- 文章は見た目が大事
- 伝わる文章には型がある
- 文章はシンプルに!
7つすべてを一言にまとめると、文章はぱっと見の分かりやすさと簡潔さがすべてに共通する項目であると感じました。
今回ご紹介させて頂いた7項目以外にも、たくさん文章のプロが考えたテクニックが紹介されています!
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それでは、ありがとうございました😌