未分類

専門学校を卒業した私が、浄水場の仕事を2年で辞めた理由

こんにちは!よしきです!

今日は、化学の専門学校を卒業したにもかかわらず、

新卒で入社した浄水場の仕事を2年半で辞めた理由について話します。

今、転職活動中の方や、仕事を辞めようか検討中の方に見てもらいたい内容です。

化学系の学校に入ろうと思ったきっかけ

そもそも浄水場の仕事を始めようと思ったきっかけは何なのか?

についてお話していきます。

高校3年生のころに就職か、進学か悩んでいたころ、

就職するにしても、とくにやりたいこともなく、悩んでいたのですが。

小学生のころに憧れた、ある夢を思い出します。

それが、水処理事業。

社会科見学で金町浄水場の見学に行った際に、

ろ過のしくみや

汚い水が、家庭で飲める、きれいな水に変わる流れに感動を覚え、

小学生のころは、「金町浄水場」で働きたいとずっと思っていました。

当時は10年という月日が流れていたこともあり、記憶の片隅に若干残っている程度ではあったのですが、

進路に迷っていたこともあり、あの時の夢を叶えてみようと思い、環境分析の学校にはいります。

そこから毎日分析実験を行い、大変な学生生活ではありましたが、卒業。

無事に第一志望の内定も、秋の終わりには既に決まっていました。

就職先は大手の会社で、金町浄水場の管轄部署もある内定先だったので、楽しみでした。

ただ、僕の最初の配属先は「水元公園」の川の小合溜を調節する仕事。

家から近いこともあり、「水元公園」内の小さな事務所で1年半まじめにやりました。

2年目の夏の終わりに、今の水元の仕事と併用しながら、金町浄水場への配属が決まります。

その瞬間、僕が小学校低学年のころに覚えた夢がかないました。

どちらも家からは至近距離だったので、通勤面でも最高でした。

そんな憧れの金町浄水場だったのですが、そこからの期間、約1年で辞めてしまいます

何があったの?って感じですが。(笑)

その理由は、以下の2点です。

仕事内容とのギャップ

浄水場に勤務した僕は、「濃縮分析班」という部署に所属になりました。

主に汚水の濃度を測ったり、浄水場内の水をきれいに管理する部署になります。

仕事内容は楽しいです。

人間関係も非常に楽しかったです。なぜなら、学校時代のクラスメートもこの金町浄水場に3人ほど就職が決まり、みんな同じ事務所だったので。

ただ、いかんせん生ぬるかったです。

これに尽きると思います。

仕事内容としては、日々数える程度しかないので。午前中に終わる場合もあれば、掃除だけで終わるパターンもありました。

残りの時間は何をしているかというと、基本的には雑談です。

濃縮分析班の中で、渡辺さんという40歳くらいの話の面白い方がいらっしゃいました。

渡辺さんを中心に5人くらいで日々いろいろな雑談をしていました。

プロ野球好きでもあるので、この渡辺さん中心の雑談会がとにかく楽しかったです。

ただ、こんなことを1-2カ月続けていくうちにふと思いました。

この業界にずっといて、大丈夫なのだろうか?

体が動けるまだ若い自分が、こんな仕事をしていていいのか?そもそもこれは仕事と呼べるのか?

将来の不安、金町浄水場への思い描いていたイメージの大きなギャップ。

金町浄水場は、もっと忙しく、やりがいを感じる仕事であると思っていました。

ただ、業務が終われば次に休憩まで、寝たりする社員もいました。

こういう環境を見て、僕は初めて「辞めよう」と思うようになりました。

先の見えない不安を感じていた。

もう一点は、給与面です。
当時僕は、月給が15万円前後でした。

元々この業界は稼げないと学校時代から講師に言われていました。

特に、日々同じことの繰り返しなので、資格を取らない限り、昇給もありません。

仕事というか、完全に「おつかい」レベルの業務なので当たり前ですが…

金銭的にも将来の不安が募っていく一方でした。

そんなこんなで、上司も察したのか、数か月後、冬の時期に下水道への移動の命令を受けます。

僕は、正直3月で辞めようと思っていましたが、とりあえずはその異動をのみました。

ただ、新しい環境でも「やりがい」が戻ることはありませんでした。

結局下水業界でも、約3カ月で退職しました。

若いうちはいろいろな職場を経験する

最後の異動の際、渡辺さんにも言われました。

ここは若いやつがやる仕事じゃない。まだ若いんだから、いろんな道を見ていった方が絶対にいい。

僕はこの言葉があり、すごく心が楽になりました。

ヘンな言い方ですが、辞めてもいいんだと思いました。

また、社会人になりたての僕は1つの仕事を絶対に3年は続けなくちゃいけないという

勝手な先入観にとらわれていました。

親にも、そう言われていたので。

でも親が言うからそれに従うって当時の自分はもう終わってるんですよね。

もう、社会人になっているので(笑)

自立して、ここからの自分の指針、人生のコンパスは自分で決める。

そんな当たり前の気持ちすら当時は持てておらず、ただ3年やれば周りには何も言われないと思っていたのだとおもいます。

また、せっかく高校を卒業して専門能力を学べる学校に行ったということもあり、

他の仕事をしているイメージが当時何もわかなかったのですが

初めて真剣に仕事を探してみると、やってみたい仕事が案外ありました。

次に転職した旅行会社もその一つです。

そこではブラックすぎて結局辞めましたが(笑)

浄水場で学んだ経験は、正直これからの人生に活かせるかというと、微妙です(笑)

ですが、この考えを持てただけでも、僕としては財産になりました。

結論、僕が伝えたいのは、

学歴や周りの意見に関係なく、若いうちはとにかくいろいろな仕事をした方がいいということ。

それで周りがとやかく言うのであれば、その意見を排除するために環境を変える。

求めるスキルが身につかない環境、ポジションがない環境に気づいたら10年、20年身をおいてしまい、
後悔している大人がすごく多いことにこの2年半で気づきました。

そもそも自分に見合った仕事とか、仕事の本当のやりがいだとか

自分で選択肢広げて、やってみることでしか叶えられませんよね。

専門学校を卒業した僕が、浄水場の仕事を2年で辞めた理由は以上になります。